*小児疾患(基礎的なもの)*




あまり難しい病気はわからないので、最も多いかと思われる「かぜ」について。


かぜの治療は対症療法が主体となります。

@発熱に対する治療
 <解熱剤の使用>
 38度未満の場合、基本的に痙攣の既往歴のある小児以外は使用しない。
38度以上でも機嫌がよく食欲もあり水分摂取が充分であれば、使用しないほうが良い。
機嫌が悪くなったり、睡眠障害などの症状がでれば使用する。
38.5度を超えて元気がなくなってきたら頓服薬か坐薬を使用する。
薬剤はアセトアミノフェンが多いです。ex.アンヒバカロナール等(規格、剤形色々アリ)。
坐剤の場合、乳児(生後1年未満):50r 幼児(生後1〜6年):50〜100r 学童(生後6〜12年):100〜200r

*解熱剤の坐剤について
 挿入後1〜2時間で熱が下がらないからといってすぐに追加しないこと。少なくとも4〜6時間はあけること。
(作用発現に1時間ぐらいはかかります。もちろん人によります。)
挿入後10〜15分後に排出した場合、どれぐらい吸収されたかわからないので経過をみて4時間以上空けるように。

*他の坐剤との併用について
 アセトアミノフェン坐剤(油脂性基剤)とジアゼパム坐剤、ドンペリドン坐剤(水溶性基剤)
ジアゼパム坐剤挿入後30分後に、ドンペリドン坐剤は1時間後アセトアミノフェン坐剤を挿入する
勤めてた薬局では、熱性けいれんの子供さんにダイアップ坐剤とアルピニー坐剤が処方されてました。



・・・・とここまでやりましたが、小児は奥が深い。。。私の知識ではまだまだなのでとりあえず、この辺で保留にします(爆)




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